徒然 漫画評記

徒然なるままに

第1回目 「ガラスの仮面」

マンガが大好きで、週に10~20冊ぐらい読みます。

ジャンルはバラバラ、雑食です。

そんな話をしていたら、周りから「え?普通じゃない」と結構いわれました。

私にしてみればすごく普通なんですが・・。

おそらく本当にマンガが好きな人はもっと読んでいるのと思います。

が、その時に「オススメは何?」と合わせ技で聞かれます。

なので、徒然に読んで面白かった漫画をオススメしていきたいと思います。

もし読んで面白かったら、面白かったと言ってもらえると嬉しいです。

第一回目は、私にとって殿堂入り、無人島に持って行くならこの1冊です。

 

 【ガラスの仮面

〇ストーリー
とりえのない少女マヤは大女優月影千草に見いだされ、天才女優として成長する物語。マヤの夢は幻の舞台「紅天女」を演じること。そして同じくして天才女優 姫川亜弓も・・。主役の座を狙い、二人の天才女優の戦いが始まります。

1976年から始まり30年余り。いまだに主役が決まらず。
終わらない漫画としても、有名です。(笑)

3つでは終わらないけど、あえて言うならこの3ポイント!

見どころ① 女優のド根性。
登場する女優は全員ハングリー精神旺盛、役を得るために えげつない事をします。
自分を磨く、追い込む、相手をだまし、蹴落とす。
でも、その行動の奥には全員純粋な欲望があり 思わず 「人間だもの・・。」と
つぶやいてしまいます。

見どころ②作品中の劇(ストーリー)。
演劇の漫画らしく劇作品が物語を彩ります。
有名な作品もあるのですが、ほとんどがオリジナル。
劇を作ってから漫画にされるのですごく深くその劇作品も見ものです。
実際に、舞台化されたり能の作品にもなっています。

見どころ③恋
紅天女の話に絡めて、登場人物が恋をします。
それがなんとも言えずまどろこっしくて・・。
読みながらイライラしたり、泣いたり、笑ったり。一喜一憂。
これも最後がどうなるのか気になります。
少女漫画らしく、もちろんマヤはかなりモテます。(笑)

絞っての3点でしたが、本当に面白い作品です。
ストーリーもよくできているし、マヤの反骨精神、決して負けない気持ち。
これを見るだけでもこの作品を読む価値があります。

絵が古い、少女漫画はなぁ・・。と毛嫌いする前に一度読んでみてください。
病みつきになりますよ。
※アメトークの「ガラスの仮面芸人」も可です。

それでは、また次回。

ガラスの仮面 コミック 1-49巻 セット (花とゆめCOMICS)